アレルギーに悩んだハワイ生活。
今日は、野菜に興味を持つことになったきっかけについて語ってみようと思います。
私は子供の頃からお肌や身体が弱い方でした。
赤ちゃんの頃の写真には、ミルクがこぼれて口の周りが赤くなっている写真もあり、
幼稚園の頃には、お風呂に硫黄の香りのする茶色い液剤を入れていた記憶があります。
さらに小児喘息も持っており、母が病院に連れて行ってくれるもお薬は効かず。
当時はまだ吸入器というものがなかったのか使用した記憶はなく、発作が出たときには横たわって寝ると息が苦しくて眠れず、泣きながら座って寝ることも多かったです。
そんな中、母がれんこんエキスの入った漢方が喘息に効くという情報をどこからか入手して、毎日飲み始めました。
その効果のおかげか、私が大人になったからかはわかりませんが、いつの間にか完治していました。
語学留学でハワイへ
数年前に、突然留学を決意し約2年間ハワイに住むことに。
長年地元から出るのに抵抗があった私にとっては勇気のいる決断でしたが、そんな自分にも嬉しく思いながらも新しい一歩にワクワクしながらハワイ生活がスタートしました。
お薬もたくさん持参していたので何の不安もなく数日経った頃、学校のクラスメイトの子達と親睦会でお食事に行った日のことです。
旅行に行くとたいてい人気のレストランとかに行く方が多いかと思うのですが、私たちは一応それぞれ学生の身なので学校の近くにあるリーズナブルな大衆居酒屋のようなお店がチョイスされて、みんなでワイワイと楽しみました。
その夜…
これまでに味わったことのないほどのかゆみで飛び起きました
全身を埋め尽くすほどの発疹が出て、集合体恐怖症の人(まさに私)には耐えられないような絵面で発狂寸前です。
今これを書きながら思い出しても身体がゾワゾワと痒くなってきてるんですけど(泣)<br>
でも私には日本から持ってきた強い味方=お薬✧︎があるので大丈夫!とすぐにお薬を飲みました。
が、いつもは30分ほどでおさまるはずが一向にひきません。
かゆみの度合いもこれまで経験したことのない、一気に全身に大量の虫が這っているようなレベルで5時間以上気が狂ったようにかきむしり、朝方ようやくおさまってきました。
全身筋肉痛と疲労感で息が切れるほどぐったり。
それからほぼ毎日のように蕁麻疹が出て、あっという間に大量に持ってきたお薬も尽きてしまいました。
まさかのアレルギー発覚
もう毎日恐怖で過ごし、長期休暇に一時帰国した際に病院で診てもらったところ、農薬アレルギーだろうとのこと。
特にハワイの農作物には大量の除草剤やその他の農薬が使われているといわれています。
もともとアレルギー持ちの私にとっては許容範囲を超えていたのでしょう。
しかもなんと農薬アレルギーに加えて、日光アレルギー(光線過敏症)も持っているとのこと。
年中太陽がサンサンとしているハワイでの生活はもう無理なのかとショックでした。
思いきって一歩踏み出したのに、2ヶ月ほどであきらめる理由がアレルギーなんて絶対嫌で。
とにかく自分で買う食材はオーガニックスーパーや日本産のスーパーで買い極力自炊、
なんとか薬に頼らずに過ごせないか、めちゃくちゃ調べまくりました。
でも蕁麻疹やアレルギーは何に反応するか一部は分かっても、根本的治療方法は明確になっていません。
それでも何かしら対策があるはずと信じて調べ続けた結果、ある方の記事を見つけました。
その方はお子さんのアレルギーに悩まれていて、切実な思いで日々いろいろ試された結果、効果があったものをいくつか書かれていて。
藁をもつかむ思いでひとつずつ試したみたところ、なんとなく症状が少しおさまってきたように感じました。
もちろん完治は不可能ですが、なんとか薬に頼らずに生活はできるように。
※私自身に免疫がついてきた可能性もありますが。
その方の記事はもう分からないのですが本当に私を救ってくれた記事でしたので、この場をお借りして感謝をお伝えしたいほどです。
今は2年間のハワイ生活も終えて数年経ちましたが、ふとその時にまとめたノートを見つけて、何の成分がアレルギーに効果があったのか気になり勉強を始めました。
普段深く考えずに口にしていた野菜やフルーツの効能・効果を知れば知るほど面白く、食事をするときの意識が変わってきます。
毎日欠かせない食事と一生付き合っていく自分の体。
何を摂取すると体が喜ぶのか、自分や大切な家族のために選んで管理していけるといいなと思っています。
今になって栄養の大切さに気づきました。
子供の頃から、当たり前のように食べている食品たち。
本当に栄養バランスを考えて毎食口にしている人もいれば、ただただその時に食べたいものを食べている人の方がおそらく多いかと思います。
少なくとも私は後者で、本当に何にも考えずに
「今日はハンバーグの口だな」
「どうしてもラーメンが食べたい!」
といった風な選び方をしてきました。
栄養を考えた食事なんて、スポーツ選手かモデルを職業にしている人たち、または病気で食事管理が必要になった人たちがするものだと思っていたところもあります。
”野菜をたくさん食べた方がいい”というフレーズも、食事の際にちょっとサラダをつけたらそれでOKとしていました。
もちろん自炊が好きなのでいわゆる一汁三菜の食事を心がけてはきましたが、それもその時の気分で食べたいもの、冷蔵庫に余った食材、SNSで見た簡単そうなレシピ。
そこに栄養を考えたことは正直一切なかったんです。
たまに、「無性にほうれん草が食べたいな」と思うことがあれば、なんとなく体が欲しているのかな、程度。
これも、身体が必要としていたからですよね。
そんな時に、あるきっかけで野菜の栄養素について改めて考える機会がありました。
野菜と一言で言っても、私たちが普段スーパーで目にしている数十種だけではなく、
国内で栽培されているだけでも150〜200種、世界中の野菜を含めると、なんと約800種類もの野菜があるそうです。
そしてそれぞれにいろんなビタミンやミネラルがあって、他の食品との相性で吸収しやすくなったり、食べ方によっては壊してしまったり。
どうせいただくなら、このお野菜からはどんな栄養が摂れるのか、体調によって選べたらいいなと思い、栄養素の勉強を始めました。
知れば知るほど面白くて、今までなんてもったいないことをしてきたんだろうと思います。
手間暇かけて作ってくださっている農家さんを始め、野菜自身のことを思っても、あまり意味もなく消費されてしまうって、
まさに、寝る時間も惜しんで真面目に誰かの相談に乗ったのに、全く響いてなかった時のむなしさみたいなものに近い気がしました。(あくまで私に食べられてきた野菜に関してです)
野菜や果物の栄養をもっと知って、納得した身体作りをしていけたらと思います。
そして、私と同じようにこれまでさほど興味のなかった方にも、野菜の良さを改めて実感していただけたらいいなと思います✧︎